シェフのおすすめ料理その1.その辺のスーパーで売っている
サラダ
さて、今回の主役はサラダです。
イギリス人がトマトを切って皿にならべました。まあ、食べれるでしょう。
イギリス人がレタスを切って皿にならべました。まあ、よっぽど手が臭い人でない限り、不味くはならないでしょう。
イギリス人がキュウリを切って皿にならべました。まあ、イギリス人に斬られただけで不味くなってしまうほどキュウリは柔ではありません。
しかし、イギリス人がそれにドレッシングを入れました。なんというか・・・。「ジャイアン、そのタレのなかには一体何が入っているの!?」
イギリスドレッシングでよく見るのが、酢をベースにして爽やかにしたかったドレッシングや、さらに少しマスタードを入れてピリッとスパイスを効かせたかったドレッシング、玉ねぎを入れてコクを出したかったドレッシング、東洋人のまねをして青紫蘇を入れ、ハーブの香りでオリエンタルな優雅さを奏でたかったドレッシングがあります。
一体、どうしてこうして、酢を多すぎたり、マスタード多すぎたりして、こう、口に入れた瞬間に、香りと味で体が悶えてしまうのか?というか、サラダにマスタードですか?さすがイギリス!
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特にクスクスと呼ばれる、サラダのなかに、ちょっとくだいたナッツっぽいのが入っているのを見たら、速攻で買いましょう。 クスクスとはこれです(→)。一応クスクスの名誉のためにいっておきますが、クスクスは北アフリカが原産の、サモリナ粉という、ある種の麦を元にして作った、ポロポロしている食べ物です。サラダに入れるというのは色々な国で普通に行われていて、別にそれ自体がまずいのではなく、イギリス人の使い方が間違っているのです。 味ですか?ずっと前に一回食べて以来、口にしていないので食感、味、全部忘れました。人間、嫌なことは忘れるようにできているんです。 |
一体どこでこんなサラダが手に入るか?簡単。その辺のスーパーでプラスチックの容器に入って売ってますし、観光用王室系ガーデンにある、ちょっと優雅なカフェ、イギリス系(外国系ではないと判別できるものがイギリス系です)のレストランのサラダバーに行けばたくさん食べれますよ。
ああ、サラダの野菜は洗ってない感じだし、なんかすごく乾いてるし、それと、どうしてあんなに噛んだら苦い感じがする野菜がたくさん入ってるんだ?皆さんも、お試しあれ。イギリスはいろんなサラダがありますが、ちょっと調理してあるサラダはどれをとっても不味いので、サラダを食べたかったら必ず生野菜に手が加えられていないもの、例えばトマトの薄切りとかにしましょう。
シェフのおすすめ料理その2. 豚の血が凝縮された
Black Pudding
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これは不味いかどうか意見が分かれるかもしれませんが・・・。ブラックプディング。なんか血の匂いがして・・・。どんな味がするか?んん、なんか肉というかなんというか。一体なにが入っているのかわからない。でも、なんか嫌。 と、いうことで調べてみました。 ソーセージ系に詳しそうなイギリスのページ、http://www.sausagelinks.co.uk/black-pudding.htmによると、「Why do we happily munch flesh and muscle (and a lot worse if you eat cheap sausages) but find the idea of eating blood from the same animal so frightening?」(人は筋肉は喜んで食べるのに、血を食べると聞くとなんでそんなに怖がるんだ?)とあります。うーん、確かに、言われてみればそんな気もするかな…?このページによると、イギリスだけではなく、色々な国でブラックプディングは楽しまれているそうです。 ここにブラックプディングに入っている素材を国別に書いておきました。上のページからの引用です。
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Black pudding - UK - pigs blood, pork fat and cereal (oatmeal and or barley) Drisheen - Ireland - as above but with lamb’s blood Boudin noir - France - pigs blood, pork fat, breadcrumbs, brandy or calvados and cream Morcilla - Spain - pigs blood, pork fat, paprika, cooked long grain rice, sherry and sometimes raisins |
つまり・・・ イギリス−豚の血、豚の脂肪と麦のオートミール(今フレークみたいなもの) |
イギリスだけの料理ではないことだけはわかりました。しかし、上に書いてある素材を使って、一体どのように調理を・・・??「イギリス−豚の血、豚の脂肪と麦」ですよ。ジャイアンシチューだけは勘弁してくださいと、泣いて謝って逃げ出したくなる素材。フランス、スペインは同じブラックプディングでも、さすがに酒やクリームを使って、濃い味にまた違う角度からの深みを出したりして、食べ方によってはおいしそうになってますね。スペインの、レーズンを混ぜるアイデア、なるほどと思います。シェリー酒、レーズンと濃い味と香りで血の匂いを消すということでしょうか?
もう少し味を想像していただけるように、ここにレシピを載せておきました。これも上のHPからの引用です。
特別コーナー
家庭で作れる。イギリス料理、ジャイアンシチューブラックプディング!
| 2 litres blood 3 onions, finely chopped 1 kg of suet or diced pork fat (back fat or bacon fat) 500ml double cream 500g oatmeal, soaked overnight in water) 500g barley, boiled in water for 30 minutes 2 teaspoons salt 1 teaspoon mixed herbs or ground coriander 1 teaspoon black pepper or cayenne pepper 1 teaspoon ground mace Method |
つまり、 調理法 玉ねぎを脂肪四分の一のなかでやわらかくしましょう。のこりの脂肪は10分置いておいて、汗をかかせておきましょう。 (ワンポイントテクニック略) 後は、プディングを切り取って、それを揚げたり焼いたりするだけです。
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どうぞ、味わってお楽しみください!「え、結構おいしかったよ?」というかたは実際においしそうに食べている写真を添えてinfo@123eikaiwa.comまでご報告ください。フリーレッスンをさせていただきます。
シェフのおすすめ料理その3. 焦げ味ジャム。パンにつけて食べよう
Marmite
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大戦中、子供達の栄養のために人気があったマーマイト。しかし、その味は、マーマイトの名を口にするのもためらうほどのものであります。 「You either love or hate it」(大好きか大嫌いか、どっちか)といううたい文句で宣伝されているマーマイトは、イギリスにいる外国人にとってはもちろん、たくさんのイギリス人さえも顔をしかめる味。その黒く、ねばねばしていて、強いウスターソースのようなにおいがして、すごくしょっぱくて、あまつさえほろ苦いマーマイトを、パンに薄く塗って食べる。そこで「お、すごいおいしい!」と言えるようであったら、あなたはイギリス文化の通だといえるでしょう。もっと簡単に味を表しますと・・・。あの、肉じゃがを作ろうとして、誤って焦がしてしまうことってあるじゃないですか。あの、焦げの味がします。 はっきり言って、日本人、その他の外国人でマーマイトが好きだという人の存在を耳にしたことがありません。しかし・・・イギリスの寮で中学高校時代を過ごした私は、舌の感覚がおかしくなっているのでしょうか?私はマーマイト好きです。 一体、なにが入っているのでしょうか?マーマイトのウェブサイト、www.marmite.comによると、 |
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| Yeast Extract Salt Vegetable Extract Vitamin: Niacin Spices Vitamins: B1, B2, Folic Acid, B12 |
イースト 塩 野菜 ビタミン:ナイアシン スパイス ビタミン:B1,B2,葉酸、B12 だ、そうです。 |
塩を入れる理由は、野菜を発酵させたイースト菌の細胞壁を、塩で壊してしまうためだそうです。生物学的にどうゆうことになるかというと、細胞のなかの水が全部外に出てしまいます。こうして、この絶妙なねばねばを作っているのでしょうか?
これが大好きだという人は、やはりおいしそうに食べている写真を送っていただければ幸いです。フリーレッスンをさせていただきます。と、いうか匂いにまずやられて、口まで持っていく勇気が出ない方がほとんどでしょうが・・・。
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最後にこんな写真を。www.marmite.comからの写真。マーマイト大好きな子供らしいです。
しかしこの、助けを求めるような目。 「ママさいきんマーマイトしかくれないんだ…」 |
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